【FOODEX JAPAN】世界の食品バイヤーに❝見つけてもらう❞展示会ブース設計とは|試食と視認性で商談につなげる出展戦略

はじめに|FOODEX JAPANは「世界中の食品が集まる商談の場」
FOODEX JAPANは、アジア最大級の食品・飲料の展示会です。
2026年の開催では、4日間で73,842人が来場し、3,238社が出展しました。
出展者の約3分の2は海外企業で、国内の食品メーカーにとっては、世界各国・地域の出展者に囲まれながら、自社を見つけてもらう展示会でもあります。
出展を検討する担当者からは、次のような声が聞かれます。
- 海外や大手のブースが並ぶ中で、自社が埋もれてしまいそう
- 試食を出したいが、行列や準備で動線が乱れないか不安
- 商品数が多く、何を主力として見せればよいか決めきれない
本記事では、FOODEX JAPANで来場者の目に留まり、商談につなげる展示会ブース設計のポイントを、展示会ディスプレイ専門会社の視点で解説します。
この記事で分かること
- FOODEX JAPANの開催概要と規模
- 食品開発展との違い
- 展示会ブースでよくある失敗パターン
- FOODEXで意識したい設計のポイント
- 食品・飲料関連の展示会での事例(2つのアプローチ)
- 見積もり依頼の前に決めておきたい5つのこと
目次
FOODEX JAPANとは?
主催は、一般社団法人日本能率協会ほか。国内外の食品・飲料が一堂に集まる、アジア最大級の展示会です。
開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会場 | 東京ビッグサイト |
| 次回開催 | 2027年3月9日(火)〜12日(金) |
| 主催 | 一般社団法人日本能率協会ほか |
| 規模(2026年実績) | 来場者73,842人/出展社3,238社(国内1,112社・海外2,126社)/4,026小間 |
食品開発展との違い
同じ食品系の展示会でも、展示会の性格によって、ブースで伝えるべきことが変わります。
| 項目 | 食品開発展 | FOODEX JAPAN |
|---|---|---|
| 展示会の性格 | 食品業界の最新技術・トレンドを発信する展示会 | 世界各国・地域の食品・飲料が集まるアジア最大級の展示会 |
| 来場者の主な関心 | 新しい食品技術・原料・トレンドの情報収集 | 取扱商品の仕入れ・取引先探し・商談 |
| 出展者の顔ぶれ | 食品の開発・技術に関わる企業が中心 | 海外出展者が約3分の2(2026年実績) |
| ブースで意識したいこと | 技術やブランドの価値を分かりやすく伝える | 数多い出展者の中で見つけてもらい、商談につなげる |
食品開発展向けのブース設計の考え方は、以下の記事で詳しく解説しています。
▶ 【食品開発展2026】食品メーカーが成果を出す展示会ブース設計とは|ブランド価値と商品体験を伝える5つのポイント
よくある展示会ブースの失敗パターン

海外・大手のブースに囲まれて、埋もれてしまう
出展者数が多く、大きなブースも並ぶFOODEXでは、「ここに何の会社が出ているのか」が通路から分からないブースは、素通りされやすくなります。規模の大きさよりも、遠くからでも自社だと分かる工夫が必要です。
試食の運用で、動線が詰まってしまう
試食は来場者の足を止める有効な方法ですが、行列の置き場所や受け渡しの位置、スタッフの動きまで考えていないと、通路や商談スペースが混み合ってしまいます。試食は「出す」だけでなく、動線の一部として設計することが重要です。
商品が多く、主力が伝わらない
商品を並べるだけでは、来場者は「結局どれが売りなのか」を短時間で読み取れません。主力商品を絞り、カテゴリごとに整理して見せる設計が求められます。
FOODEXで意識したい設計のポイント

食品ブース設計の基本は共通ですが、FOODEXでは特に、次の3点を意識するとよいでしょう。
見つけてもらうための視認性
ロゴを大きく掲げたバルーンやサインなど、遠くからでも「どこの会社か」が分かる工夫が、出展者の多い会場では特に効きます。
4日間の来場を想定した、試食と商談の動線
試食コーナーは通路側、商談スペースは奥側、というようにゾーンを分けることで、来場者が自然に流れ、スタッフも対応しやすくなります。
主力を絞った、商品の整理
カテゴリごとにコーナーを分け、主力商品を目立つ位置に置くことで、短時間でも「何を扱う会社か」が伝わります。
食品メーカー向けブース設計の基本的な考え方は、以下の記事でも解説しています。
▶ 【食品開発展2026】食品メーカーが成果を出す展示会ブース設計とは|ブランド価値と商品体験を伝える5つのポイント
実際の展示会ブース事例|2つのアプローチ
FOODEX JAPANでの施工実績はまだございませんが、食品・飲料やフード関連の展示会での事例から、参考になるヒントをご紹介します。
ブランドを一目で伝える|飲料メーカー様(食品開発展・2小間)
飲料メーカー様が食品開発展に2小間で出展された際は、「ブランドのイメージをそのまま空間にする」ことを軸に設計しました。ブース上部には大きなバルーンを掲げ、ブランドロゴを強調することで、会場のどこからでも、どのブランドのブースか分かるようにしています。
白を基調にした空間は、清潔感と信頼感を演出します。パネルやディスプレイには、製品情報とブランドのメッセージをまとめ、短い時間でも内容が伝わるようにしました。ロゴ・色・デザイン要素を統一することで、小間数が限られていても、ブランドの印象がぶれない空間になっています。
試食で足を止め、比較しやすく見せる|ペットフードメーカー様(インターペット東京・4小間)
ペットフードメーカー様がインターペット東京に4小間(12m×12m)で出展された際は、犬用・猫用の製品を左右に分け、それぞれのコーナーにパネルとグラフィックを設けました。目的の商品が選びやすく、パッケージや原材料も見比べやすい構成にしたことで、小売店のバイヤーからも高い評価を得ています。
特に力を入れたのが、通路に面した試食コーナーです。愛犬と一緒に立ち寄れる配置にしたことで、体験から会話が生まれ、スタッフが製品の魅力を伝えやすい流れができました。
なお、ペットフードは人の食品ではありませんが、試食を動線に組み込み、足を止めてもらう設計の考え方は、食品ブースにも共通します。
▶ 【施工事例】試食×バルーンで集客力アップ!ペットフードメーカーの体験型ブース(インターペット東京)
小間数ごとの考え方
2つの事例から見える、小間数ごとの設計の考え方の目安です。会場内の位置や出展内容によって変わりますので、あくまで参考としてご覧ください。
| 小間数の目安 | 設計の考え方 | 参考事例 |
|---|---|---|
| 1〜2小間 | 情報を絞り、ロゴ・サインの視認性とブランドの統一感を優先する | 飲料メーカー様(2小間) |
| 4小間前後 | ゾーニングで商品を整理し、試食コーナーや商談スペースを動線に組み込む | ペットフードメーカー様(4小間) |
小間数が限られる場合のレイアウトの考え方は、以下の記事でも詳しく解説しています。
▶ 小規模展示会ブースでも集客できる!限られたスペースを活かす戦略6選
実際の展示会ブース事例はこちら
これまで手がけた展示会ブースの事例をご紹介しています。
課題解決のヒントやデザインの参考にご活用ください。

見積もり依頼の前に決めておきたい5つのこと
出展内容が固まっていない段階でもご相談いただけますが、次の5点が分かっていると、提案や見積もりがスムーズに進みます。
| 項目 | 決めておくこと | 理由 |
|---|---|---|
| 1. 小間数と位置 | 申し込み済みの小間数、小間の位置(分かれば) | サインの高さやレイアウトの方針が変わるため |
| 2. 展示する商品 | 商品点数、主力にしたい商品 | 見せ方の優先順位と、必要な什器の量が決まるため |
| 3. 試食・体験の方法 | 試食の有無、提供方法、1日の想定人数 | 試食コーナーの広さ・位置・スタッフ配置に直結するため |
| 4. 日程と人員 | 搬入出・設営の日程、当日のスタッフ人数 | 施工スケジュールと、商談スペースの規模に関わるため |
| 5. 予算と優先順位 | 概算の予算、特に力を入れたい部分(視認性・試食・商談スペースなど) | 限られた予算の配分を決めやすくなるため |
すべてが決まっていなくても問題ありません。
「決まっていない項目」も含めて、整理するところからご一緒します。
なお、試食の実施にあたっては、会場や主催者の規定の確認が必要です。
まとめ
FOODEX JAPANは、世界中の食品・飲料が集まる、商談の場としての性格が強い展示会です。出展者の多い会場で見つけてもらう視認性、試食を取り入れた動線、主力を絞った商品の見せ方を押さえることが、成果につながるブース設計の第一歩になります。
施工事例の考え方をまとめた資料はこちら
課題解決のヒントやデザインの参考にご活用ください。

よくあるご質問
FOODEX JAPANでの施工実績がなくても相談できますか?
はい。食品開発展やインターペット東京など、食品・飲料関連の展示会での実績をもとに、企画段階からご相談いただけます。
試食を取り入れたブースにも対応できますか?
はい。試食・体験を取り入れた動線設計にも対応しています。試食の実施にあたっては、会場や主催者の規定の確認も含めて、企画段階からご相談ください。
1〜2小間程度の小規模ブースでも、目立たせることはできますか?
はい。情報を絞り、ロゴやサインの視認性を高めることで、小規模でも印象に残るブースを設計できます。
予算に合わせた提案は可能ですか?
はい。出展規模・予算に応じて、最適なブース設計をご提案いたします。
展示会ブースのデザインから施工まで依頼できますか?
はい。企画・デザインから施工まで一括で対応しております。
初めての展示会出展でも依頼できますか?
はい。展示会の企画段階から、ブースデザイン・施工・運営サポートまで対応しています。初出展の企業様もお気軽にご相談ください。
小間ブースでも集客効果は出せますか?
はい。小間サイズでも、導線設計・視認性・展示方法を工夫することで、来場者の足を止めるブースづくりは可能です。
展示会ブースの費用はどれくらいかかりますか?
小間サイズ・施工内容・展示会規模によって異なります。ご予算に応じたご提案も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
展示会ブースのデザインから施工まで依頼できますか?
はい。星野ディザインテックでは、企画・デザイン・設計・施工・運営サポートまで一貫対応しています。
東京以外の展示会にも対応していますか?
はい。展示会会場や内容に応じて全国対応しております。詳細はお問い合わせください。

